寝床が平坦になって、首の骨が治って、血流がよくなったのかな?
コロンと寝てしまって、気づいたら朝だった。
きょうは神話のしめきり。
兵庫県吹田市では、認可保育施設に2481人が入所申し込みし、
1018人の行き先が決まらず落選したそうだ。
役所には、赤ん坊を抱きかかえた母親たちが並び、
「どうやって育てていったらいいんですか!」と泣き叫んだり、
「明日、離婚します!」と語気を強める父親の姿もあったという。
離婚してシングルマザーになるから保育園に入れてくれ、
そうでなければ育てていけない、という懇願だ。
そこまでしなければならない現状、いったい日本はどうなっているんだろう。
明日のモーニングCROSSでも、保育園の問題を話すことになった。
きのうは、芝公園増上寺付近をすこし歩いた。
はじめて知ったけど、プリンスホテルって徳川の将軍たちの墓の上に
おっ建てちゃったホテルなんだね。
戦前の、増上寺境内図を見たら、徳川家の歴代将軍の霊廟や宝塔の
並んでいたその真上に、プリンスホテルがドカーンと割り込んでいる。
戦後のどさくさまぎれに、西武がなかば奪い取るような恰好で土地を手に
入れたんだそーだ。
いやー、西武、ごっついことするね。祟られるよお。あっ、もう祟られてるか…。
不動産を牛耳るのって、ほとんど鬼みたいにならなきゃできないってことだ。
増上寺の片隅に、たくさんのかわいいお地蔵さんの並ぶ場所があった。
『千躰子育地蔵尊』といって、安産祈願や子供の無事成長を願って、
多くの夫婦たちが寄進したものなのだそうだ。
奥にあるのは桜の木。今月末にはもっとかわいい風景になるだろう。
色とりどりの風車が風を受けてからからと回っていた。
赤い毛糸の帽子は、ひとつひとつ手編みなのだそうだ。
表情や、輪郭がほんとうにかわいらしく、子供の成長を願いながら、
慈しみながら、愛しながら一体一体、大切にお地蔵さんをつくったことが
伝わってくる。
このお地蔵さんたちは、赤ん坊を抱っこして「どう育てていけばいいんですか!」
と泣き叫ぶ母親たちの姿を、どんな気持ちで見つめているんだろう・・・。
さて、原稿にもどらなきゃー。